2011年、ベトナムに初めて来た時、ベトナムで10年以上事業を維持していらっしゃる方々が一人一緒におっしゃるお話があった。
'ベトナム1年目にはすべてが簡単に見え、ベトナムの様々な問題とそれに対する解決策が簡単に浮かび上がるだろう。 「君が届こうとする目標が、手に届きそうな状況になるだろう」。
「ベトナム3年目になると、手に届くような目標達成は更に遠ざかっていて、過去3年間に知っていたベトナムに対して疑問を抱くようになるだろう」
「ベトナム5年目になると、あなたが知っていたベトナムは全く違う姿に見えるだろうし、知っていると思ったことは全く違うものになっているだろうし、信じて知り合った人々から裏切られて失敗という経験をし、ベトナム生活に対して怒りと後悔を感じるだろう。’
「ベトナム7年目になると大体どんなことが起こるか予想でき、予測できず怒ったり慌てることがなかなか起きず、問題が発生したとしても、周りに信じられて頼れるベトナムの友達やパートナーがいてどう解決すべきか知り、諦めなければならないことはどの程度甘受しなければならないかを早く悟ることになるだろう。’
「ベトナム10年目になると、もうベトナムという国がどのような国なのか大体は分かるが、むやみにベトナムを知ると言わず、ベトナムでは何もできないということを他人に説明でき、運が良ければベトナムに初めて来た時に達成しようとする目標を少し達成できる境地に達することになるだろう。
と話してくれた。
初めは年取った人たちが先輩だと思って大げさに話をするのだろうと思った。 ところが、不思議なことにベトナムで過ごせば過ごすほど、段階別に起こることが起こった。 ベトナムに来て仕事をして11年目。 あえてベトナムがどうだと言える段階ではないのに、このように本を出すことになったのは様々な業種から相談に来る方々の関心事が似ているので、少しでも助けになりたいと思う。
訪れる方々の悩みと気になることのほとんどはベトナムで直接経験しなければ絶対に理解できないことだ。 いくらこの本を数十回読んでも、実際にベトナム市場に参入すると、当惑して困難な状況に直面するだろう。 それがベトナム市場だ。
それでもこれまで多くの企業を相談してきたフィードバックは、「話を聞いた当時には理解できず、納得できなかったことが、いざ問題にぶつかると何を意味したのか後になって分かった」というのだ。
ベトナム市場について一度にすべて理解できると焦らないでほしい。 それほどすぐに理解できる市場だったなら、グローバル企業がすでにすべてを牛耳っていたはずで、我々にはチャンスがなかったはずだ。
ベトナムの変化は昨日と今日とでは違うほどだ。 この本を通じて伝えようとする情報が昔の話になるかも知れない。 しかし、ベトナムに投資して市場に進出する際、途方に暮れる霧の中であちらこちらに叩きつけることができる棒の役割を果たすことを期待する。