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매거진 K문학

一本の木を植えると千の福がくる

by 이은주

一本の木を植えると千の福がくる


単行本: 260ページ
出版社: サウ
著者:オ・キ・チュル
言語: 韓国語
ISBN: 1187332097
発売日: 2017/5/8
国連砂漠化対処条約(UNCCD)「Land for life(生命の土地)賞」

著者について
1961年 慶尚南道生まれ。延世大学経済学部卒業。1980年代、民主化運動の熱気が強いさ中、大学卒業後は大企業への就職という母の期待をよそに民主化運動に没頭。30代半ばまでミンチョンリョン(民主化運動靑年連合)、ミントンリョン(民主統一民衆運動連合)、チョンミンリョン(全國民族民主運動連合)の政策室で活動。
1990年代中盤以後、民主化運動が一定の成功を納め、人々のために次に出来る事は何か…?を真剣に考え抜き、その結果、気候変動問題への取り組みを決断、市民団体プルン・アジア(Green Asia Network)を設立。
気候変動を認識する人が殆ど存在しない当時から20年余りプルン・アジア事務総長として気候変動対策活動に身を捧げている。

2014年、極度に気候変動の影響を受けていたモンゴルに木を植えて生態系と村共同体を回復した功労を認められ、環境分野のノーベル賞と呼ばれる “生命の土地賞” を受賞。

2000年、著者がモンゴルを初めて訪ねた時、既に国土は広大な草原ではなく、砂の風が吹きすさぶ荒野に変わり果て、牧畜で生計を立てていた遊牧民たちは故郷を離れて見知らぬ土地で環境難民となり、やっと食べ繋いでいた。土地だけでなく人々の生活までもが破壊されてゆく現状を目の当たりにして、この地を緑豊かな “森林” に変えようと決意した。
遊牧民たちが去ったその土地で著者とプルン・アジアの活動家たちは僅かに残っていた住民たちと共に木を植え森を育てた。そうして一本ずつ植えて育てた木が森となり、徐々に生態系が蘇った。故郷を去った住民たちも戻り、かつての共同体が回復される奇跡が起きた。その結果、被害住民1万4000人余りが新たな暮らしを始めることができた。

国連は気候変動と砂漠化で苦しんでいる160ヶ国にプルン・アジアの活動を紹介している。また多くの国家が、気候変動への対策と貧困を減らす効果があるプルン・アジアの共同体モデルを積極的に学び、2013年からは気候変動と乾燥化で被害を受けるミャンマー中部乾燥地域に支部を設立し、適したモデルを開発している。


[目次]
プロローグ
1章 熱くなる地球、食卓が変わっていく
1)私たちの家は安全なのか
巨大な湖が急に消えた事件/干ばつと暴雨の二重苦/スーパー台風のシナリオは現実化するだろうか/生明太のチゲが貴重になった理由/
2)気候問題は国境がない/PM2.5は思ったより致命的である/黄砂に対する古い誤解/黄砂はだれの責任なのか/環境局長を訴えます。
3)気候変化の警告、砂漠化
歴史になかった警告の始まり/残酷な内戦は干ばつから始まった/難民でない難民、環境難民が登場
4)地球が引き続き熱くなったら
気温が2度上がるとどんなことが起きるだろうか/ティッピング・ポイントはすでに過ぎたのか/時間があまりない
6)六番目の大絶滅が始まった
まさか地球が滅びるだろうか/朝鮮戦争と気候変化の似た点/何が変化を遮るのか

2章 すべての問題かげには気候変化がある
1)スーダン内戦の本当の原因
韓国と北朝鮮、親密だった関係がなぜ仇敵になったのか/NGO活動家たちの痛恨の誤った判断/武器ではなく種子をください
2)人類の食卓に暴風が立つ
30年後、100億の世界人は何を食べて生きるのか?/貧しい国の農地を奪う巨大企業/砂漠化、内戦、テロの背後地が同一な理由/アジア、アフリカに似てきている
3)気候変化はどうして弱者にもっと過酷なのか
そのきにはなぜ人の実がぶら下がっているのか/金持ちの国にも環境難民がいる/都市貧民から環境難民に、極貧な人の果てしない墜落
4)経済成長はどのように貧困層をより貧しくさせたのか
絶対貧困が改善されたと?/ミャンマーの森とジャングルが消えて生じたこと/貧困問題、結局は気候問題
5)緊急救護、誰のための活動なのか
飢えた少女と鷲、その写真の扇情性を省察すべき時/もっと多く、もっと斬新に:災難マーケティングの落とし穴/誤った救護活動がまた別の難民を作り出す/善良な意図が必ずしも良い結果を産み出さない/災害現場が復旧しても住民たちの生活がもっと悪くなるとしたら

3章 新たな戦争が始まった
1)あなたのショッピングがモンゴルの遊牧民に与える影響
優雅なカシミヤコートに隠された涙/ヤギが何の過ちをしたのか/草原が消えたモンゴル、誰の責任なのか


2)気候変化の代価、誰が支払うべきなのか?
南太平洋島国の悲しい運命/先進国の支援は善行ではなく義務である
3)世界はなぜパリ気候変化協約に注目するのか
貿易と経済戦の新しいキーワード、気候変化/米国と中国が積極的に乗り出した理由/斜陽産業を生かす方法/今は新しく始めるのに最も良い時期/これから無料炭素はない/炭素税で変わること
4)企業を信じてもいいのか
電気自動車に乗れば全て解決できるのだと?/ビル・ゲイツは地球を救えられるのか/技術に対する幻想/素早く動く企業の本音

4章 村が地球を生かす
1)地球上に一つしかないモデルになる村の誕生
エボラウィルスを退治した小さい村の奇跡/気候変化問題を解決する新しい'ワクチン'を発見する
2)木を植えて世界を救う方法
木だけ植えてはならない/木は人の足音が好きだ
3)村が生き返るし、環境難民が戻ってくる
ジャガイモ一個の約束/村の共同体は木と共に成長中/難民から村の主人に
4)村の力は偉大だ
コミュニティの再発見/モンゴル村作り事業の成功の秘訣/地球を守るソククァンドンのトゥサンアパート/コミュニティ間のネットワークが大至急だ/消費者よ、団結せよ
エピローグー我らがみんな十本の木を植えるなら
解題ーなぜ見知らぬモンゴルで森を育ているのか/パクギョン・ファ

[レビュー]
国連砂漠化対処条約(UNCCD)
国連‘環境ノーベル賞’受賞者が聞かせる気候危機時代の解決法
유엔 ‘환경노벨상’ 수상자가 들려주는 기후 위기 시대의 해법

"我らがみんな十本の木を植えるなら世界は変わることができる!"
気候変化の問題解決のために長い間献身してきた国際NGO活動家が気候危機の現実と解決法に関して聞かせる。もう気候危機は特定の地域や国だけの問題ではない。すでに韓国で住んでいる私たちにも目の前に近づいた現実だ。PM2.5によって私たちは春が来ても春を素直に楽しめない。我々を困らせるPM2.5はモンゴルから始まった砂塵嵐が主な原因だ。








モンゴル発黄砂が中国の主な公団と石炭火力発電所を通って発ガン物質と放射能物質までのせて韓国にくる。PM2.5による被害は思ったより致命的であり深刻だ。さらに深刻な問題は、モンゴルの砂漠化が進行されることによって風がもっと強まっていて、今後さらに強まるという点なのだ。モンゴルの砂漠化はモンゴルだけの問題ではなく私たちの問題なのだ。
地球はますます熱くなっている。地球の平均地温は毎年新記録を打ち立てており、温暖化による異常気象が世界中で現れている。もっとも深刻になる日照りや猛暑からあっと言う間に数十万人の死者と被災者を発生させるスーパー台風、砂漠化による食糧問題など、私たちは今'非常状態'に直面している。気候変化は普通の人々の生計を驚かす'人工知能アルファ碁(AlphaGo)'や4次産業革命よりさらに脅威的な課題だ。

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