ベトナムは韓国の予想とは異なり、意外にも非常に健康で開放的な社会主義国家である。 ベトナムは共産党が政権を握る唯一党社会主義国家体制だが、中国政府より開放的で自由で柔軟な社会体制を維持している。 最近、アジア文化を先導する大韓民国とはいえ、まだ韓国社会では日本の漫画キャラクターのコスプレをする人々を変人扱いしたり、社会不適応者と考える認識が強い。 それが倭色だからではなく、人並み外れた奇妙なことをすると排斥して、自分と違うことを認識しようとしないからだ。
しかし、自分が好きなキャラクターの姿に扮装し、他人の関心も集め、一緒に写真も撮ってあげながら、それなりの芸能人になったような喜びを満喫する。 これは隠されていて抑圧された文化慣習で扮装とコスプレでまた他の自我を表出することができるのは非常に健康なコミュニケーションの一つの方法だ。
ベトナムのホーチミンでは、日本の漫画のキャラクターやゲームのキャラクターでコスプレした若い人をよく見かける。 ほぼ3-4カ月に1回の割合でこれらの祭りも開かれている。 面白い見物として見るベトナム人が多いが、だからといって韓国ほど否定的に見る人は多くない。 自分と違うことを認めて受け入れる開放性が韓国より強いからだ。
やや保守的で社会主義体制の姿が強いハノイは、相対的に開放的なホーチミンとは違う。 しかし、ベトナムの人々と社会自体が異なる人々に対して開かれている態度は、韓国よりもっと開放的である。
タイほどではないが、同性愛者が公に結婚式を挙げたり、自分がゲームであることを堂々と公開し、職場で働くことができる。 ベトナム政府は、2015年1月1日付で同性結婚を禁止する法案を廃棄した。 これまでは不法として小額の罰金を科してきたが、現在は同性間の結婚を公式に認めてはいないが、だからといってこれ以上規制はしていない。 実に開放的で柔軟な社会主義国家に違いない。
ベトナムのショッピングモールやデパート1階の化粧品売場で働く男性の大半はゲイだが、わが社の売場の男性販売職員らは皆、ゲイだった。 たまに本社出張者たちがそのような事実を知って慌てたりしたが、韓国社会がどれほど閉鎖的かを示す傍証ではないかと思う。
ベトナムの人々の開放性は社会主義国家であるにもかかわらず、宗教の多様性を認めることにおいて最もよく表れてほしい。 ベトナムには基本的に「道教+仏教」が合わさった土着信仰と仏教、カトリックからヒンドゥー教とムスリムまで多様な宗教がある。 ベトナムは社会主義国家であるにもかかわらず、中国と違って宗教の自由を認める柔軟な社会体制である。
ベトナムの全人口の70%は特に宗教がなく、祖先神や伝統的な土着信仰を信じており、カトリック、仏教信者が互いに葛藤を起こすこともない。 ベトナムに関する多くの資料と書籍が、ベトナム人の70%が仏教を信じていると誤って述べているが、これはベトナム民間の信仰を仏教と誤認したものである。
ベトナム人にとって宗教は基本的に求福信仰であり、家族の安寧と健康を祈ることが強い。 その他に一部イスラム教とヒンドゥー教徒がいるが、他宗教との葛藤はない。 ヒンズー教とイスラム教寺院は、ハノイを中心とするベトナム北部では見られないが、ホーチミンをはじめとするベトナム南部では容易に見られるが、ベトナムという国家の柔軟性と開放性を窺うことができる。
ベトナムのこのような開放性は、共産党が軍と警察力を確実に掌握しており、確固たる社会秩序の維持が可能であるためだと考える。 これはベトナム政府の安定的な社会体制に対する自信の表れでもある。 他の思想を受け入れられる余裕、柔軟さ。 社会秩序維持を確固たるものにする社会主義国家でありながら、多様なことを受け入れることができる人々とこれを抑圧しない社会体制。 これがまさにベトナムがまもなく発展すると考える3つ目の理由だ。